どこに出しても変わらない「法定費用」の内訳

3年毎に新車に乗り換え

車検費用のだいたいの相場を知っていても、内訳まで知っている人は少ないかもしれません。

 

実は車検費用のうち法定費用(重量税+自賠責保険料(24ヶ月)+印紙代)に関しては、どんな業者に出しても基本的には一緒なのです。

 

それぞれの費用を詳しく見ていきましょう。

 

自陪責保険料

 

車を所有する際には強制保険と呼ばれる自動車損害賠償責任保険、いわゆる自賠責保険に入らなければなりません。

 

自賠責保険料は車検のときに一緒に支払います。

 

自賠責保険料は軽自動車と普通自動車とでは多少違い、2018年度における24ヵ月の自賠責保険料は以下のようになっています。

 

★軽自動車・・・25,070円
★普通自動車・・・25,830円

 

どの保険会社でも自賠責保険料は変わりません。

 

自動車重量税

 

自動車重量税も、車検時に支払います。

 

自動車重量税は、車両重量や年数によって以下のように変わってきます。

 

なお、これは非エコカーの重量税です。

重量新車から13年未満13年以上18年未満18年以上
軽自動車6,600円8,200円8,800円
0.5tまでの普通自動車8,200円11,400円12,600円
0.5t〜1tまでの普通自動車16,400円22,800円25,200円
1t〜1.5tまでの普通自動車24,600円34,200円37,800円
1.5t〜2tまでの普通自動車32,800円45,600円50,400円
2t〜2.5tまでの普通自動車41,000円57,000円63,000円
2.5t〜3tまでの普通自動車49,200円68,400円75,600円

 

車の重量によって、重量税が大きく変わることが分かりますね。

 

1t〜1.5tの中型車クラスでは、13年未満の車に比べて13,200円も高くなります。

 

 

印紙代(検査手数料)

 

法定費用には、印紙代と呼ばれる継続検査手数料が含まれています。

 

2018年4月から方式が変わり、指定工場で車検を受けた場合の印紙代は以下のようになっています。

 

★軽自動車・・・1,100円
★普通自動車のOSS申請・・・1.000円
★普通自動車の紙申請・・・1,200円

 

OSS申請とは、申請手続きを紙ではなくインターネット上で行うことです。

 

軽自動車に関しては、OSS申請は2019年1月から導入予定ですが、2018年7月現在ではまだ導入されていません。

 

 

なお、認証工場での車検やユーザー車検での印紙代は以下の通りです。

 

★軽自動車・・・1,400円
★普通自動車の5ナンバー・・・1,700円
★普通自動車の3ナンバー・・・1,800円

 

指定工場では自社の車検ラインで車検を行います。

 

認証工場およびユーザー車検では、運輸支局や軽自動車検査協会の車検ラインを使用するため、印紙代がやや割高になります。

 

 

 

業者や車の状態によって変わってくる「車検基本料」の内訳

 

車検基本料は法定費用と違って業者や車の状態によって変わり、これが業者にとっての利益分となります。

 

24ヵ月点検整備費用

 

厳密に言うと24ヵ月点検は車検とは別物ですが、車検と同じく2年に1度行う必要があるので、車検と一緒に受けます。

 

車検基本料の半分以上は、24ヵ月点検整備費用と言ってもいいでしょう。

 

 

検査代

 

業者によっては、車検のときに検査代という項目があります。

 

検査代の相場は1万円〜1万5千円といったところでしょうか。

 

 

代行手数料

 

車検基本料の内訳に、代行手数料という項目が含まれている業者もあります。

 

代行手数料は1万円前後と考えていいでしょう。

 

 

 

税金を含めた車検費用の目安は?

 

上記でご説明した「法定費用」「車検基本料」をもとに、車検費用の目安を見ていきましょう。

 

車両重量別の「法定費用」

 

新車〜13年未満の非エコカーで、指定工場で車検を受けた際の法定費用の重量別をまとめました。

 

なお、普通自動車の印紙代は紙申請で計算しています。

重量新車〜13年未満13年以上18年未満18年以上
軽自動車32,770円34,370円34,970円
0.5tまでの普通自動車35,230円38,430円39,630円
0.5t〜1tまでの普通自動車43,430円49,830円52,230円
1t〜1.5tまでの普通自動車51,630円61,230円64,830円
1.5t〜2tまでの普通自動車59,830円72,630円77,430円
2t〜2.5tまでの普通自動車68,030円84,030円90,030円
2.5t〜3tまでの普通自動車76,230円95,430円102,630円

 

18年以上経った2.5t以上の車は、法定費用だけで10万円以上もかかるわけです。

 

車検費用を安く抑えたいという方は、車の買い替えを検討してみましょう。

 

 

業者別の「車検基本料」の目安

 

車検基本料は、業者や車の状態により全く異なるとご説明しましたね。

 

目安となる普通自動車での費用は以下のようになっています。

 

★ディーラー車検・・・4万円〜10万円
★車検専門店・・・2万5千円〜8万円
★民間整備工場・・・2万5千円〜8万円
★カー用品店・・・2万円〜6万円
★ガソリンスタンド・・・2万円〜6万円
★代行業者・・・1万円〜3万円
★ユーザー車検・・・0円

 

代行業者やユーザー車検では24ヵ月点検は行わないので、別途行う必要があります。

 

 

「法定費用」+「車検基本料」が車検費用となる

 

車検費用は、法定費用に車検基本料をプラスした料金となります。

 

ユーザー車検では法定費用のみで、車検基本料はありません。

 

代行業者を利用する場合は法定費用に手数料がプラスされますが、点検や整備は行わないので注意しましょう。

 

ご自分の車の法定費用と希望の業者の車検基本料の目安を足して、車検費用の目安を出してみましょう。

 

 

 

車検費用が変わってくるケースとは?

3年毎に新車に乗り換え

車検費用の目安をご紹介しましたが、以下のような場合は車検費用が変わってきます。

 

エコカー減税対象車は重量税が割引になる

 

地球環境に優しいエコカーに乗っていると減税の対象になり、重量税が安くなります。

 

重量別のエコカーの重量税は以下の通りです。

 

重量重量税
軽自動車5,000円
0.5tまでの普通自動車5,000円
0.5t〜1tまでの普通自動車10,000円
1t〜1.5tまでの普通自動車15,000円
1.5t〜2tまでの普通自動車20,000円
2t〜2.5tまでの普通自動車25,000円
2.5t〜3tまでの普通自動車30,000円

 

これは重量税のみの金額であり、法定費用はこれに自賠責保険料と印紙代がプラスされます。

 

 

指定工場で車検を受けた場合の法定費用は、以下のようになります。

 

重量法定費用
軽自動車31,170円
0.5tまでの普通自動車32,030円
0.5t〜1tまでの普通自動車37,030円
1t〜1.5tまでの普通自動車42,030円
1.5t〜2tまでの普通自動車47,030円
2t〜2.5tまでの普通自動車52,030円
2.5t〜3tまでの普通自動車57,030円

 

この金額に車検基本料をプラスした値段が、車検費用となります。

 

1t〜1.5tの13年未満のエコカーと非エコカーを比べると、9,600円も法定費用が安くなるわけです。

 

車検費用の高さに頭を悩ませている人は、エコカーに乗り換えてみてはいかがでしょうか。

 

 

追加で整備が必要な部位や交換部品があると高くなる

 

法定費用はともかく、車検基本料は業者や車の状態によって大きく変わってきます。

 

状態の悪い車の場合はそれだけ整備費用がかかってきますし、交換部品が多いと車検費用はかなり高くなるでしょう。

 

車検費用を少しでも安く抑えたい人は、日頃から愛車のメンテナンスを欠かさず行ってください。

 

状態の良い車だと、整備費用は安く交換部品も少なくなるので、車検費用も安くなること請け合いです。