外装に関する、こんな改造は違法になる!

3年毎に新車に乗り換え

車の改造の中でも、見栄えに最も影響するのは外装です。

 

車検に通らないような、違法な改造車とはどのようなものでしょうか?

 

車のサイズや重量について

 

車には、全長と全幅と全高という3つのサイズがあります。

 

そのサイズが、法律で定められた範囲内に収まっていないと違法となります。

 

自動車の部品を交換もしくは変更すると、サイズも変化します。

 

以下の範囲を超えた場合、車検に通らなくなるので注意が必要です。

 

  • 全長・・・プラスマイナス3cm
  • 全幅・・・プラスマイナス2cm
  • 全高・・・プラスマイナス4cm

 

この数字を超える改造については、後ほど説明する構造変更申請の提出をして車検に通す必要があります。

 

エアロパーツについて

 

改造の象徴とも言えるエアロパーツですが、大きく分けると「純正エアロパーツ」と「社外品エアロパーツ」の2種類があります。

 

「純正エアロパーツ」とは自動車メーカーが販売している部品で、「社外品エアロパーツ」とは自動車メーカー以外で販売している部品を言います。

 

純正品エアロパーツはデザインが良くないという評判がありましたが、現在ではデザイン性も改善され、純正を選ぶ人も増えてきています。

 

車検対応を前提に自動車メーカーが販売しているため、車検に通らないという心配はないでしょう。

 

 

問題なのは、社外品のエアロパーツです。

 

大きさについては前述した全長、全幅、全高と、後ほど説明する最低地上高を参考にしてください。

 

アンダースポイラーには大きさに加えて次のような規定が定められているため、遵守しないと車検に通らないことがあります。

 

  • 半径5mm未満の尖った角が、バンパーよりも低い場所にあってはいけない
  • 半径5mm未満の角がある場合は、60ショア以下の柔らかさの材質で出来ている事
  • アンダースポイラーは、バンパーより飛び出してはいけない

 

リアスポイラーは、リアバンパーよりも内側になっていれば改造車とはなりません。

 

リアウィングも改造車に取り付けられるケースが多いですが、車体の側端より165mm内側以内、ボディとウィングとの距離が20mm以内という規定があります。

 

 

窓のフィルムについて

 

改造車の中には、黒いフィルムを窓に貼っている人もいるでしょう。

 

透過率が低いと車検に通らないことがあります。

 

フィルムの透過率は70%以上と、定められています。

 

運転席と助手席の窓に透過率の低いフィルムを貼り付けると、車検に通りません。

 

後部座席やリアのガラスに透過率の低いフィルムを貼っていた場合は、通ることもあります。

 

ただし、検査員によっては問題になることもあるので注意しましょう。

 

 

タイヤについて

 

タイヤの装着については、以下の点に注意しないと車検に通らないことがあります。

 

  • 車の幅を超えているホイール
  • ホイールハウスとタイヤの距離が指2本以下である
  • スピードメーターの数値が狂ってしまうほどのインチアップ

 

 

ホイールを変更すると車の印象がガラッと変わるため人気のある改造ですが、やはり注意が必要です。

 

 

ヘッドライトについて

 

ヘッドライトについても、色々と決まりがあります。

 

  • ヘッドライトの色は黄色か白色
  • 色温度は3,500〜6,000ケルビンは必要
  • ハイビーム時の明るさは2灯式では1万5000カンデラ以上、4灯式では1万2000カンデラ以上
  • 最高光度の合計が22万2000を超えてはいけない
  • 左右対称に取り付けられている
  • レンズ上部の高さは地面から120cm以下、下部が50cm以上、ライト部の端からボディ側面まで40mm以内
  • ハイビームは100m先が確認可能である

 

ヘッドライトにスモークフィルムをすると、明かさが足りなくなる可能性があるので注意しましょう。

 

また、光量に問題がなくても検査官によってはスモーク化していることで車検に通らない事もあります。

 

 

 

マフラーの音量・最低地上高にも注意!

 

改造車のマフラーは純正よりも豪華で、激しい音が出るので人気があります。

 

車検時には次の3点の検査項目に注意しましょう。

 

  • 加速騒音基準適合ASEP・・・加速騒音基準適合ASEPとは、欧州で使用されている騒音判断基準であり、市街地走行を想定した加速騒音のレベルを測定
  • 定常走行騒音測定・・・エンジン最高出力の6割時の音量を計測
  • 近接騒音測定・・・フラーから50cm、45度の後方から音量を測定し、エンジン無回転から最高回転数まで基準内に収まっているのかを判定

 

これらの基準に適合していない場合、不正改造車として認定されてしまいます。

 

整備命令を受けることになるでしょう。

 

 

 

内装に関する、こんな改造は違法になる!

 

自動車をラグジュアリーにするため、内装を改造する方もいるでしょう。

 

エクステリアと同様に、車検適応か確認しなければなりません。

 

内張りを剥がすような改造

 

車の内張りを剥がす事で、車両の軽量化を図る人も少なくありません。

 

ただ、車検に通らない原因となることもあります。

 

内装の内張りを剥がしてしまうと、車内の上部に金属の突起物などがむき出しの状態となってしまい安全上大きな問題です。

 

万が一事故が発生した場合、運転手や同乗者が突起物に当たり大怪我する可能性もあるでしょう。

 

特に、運転席や助手席の内張りが重視されます。

 

しかし、程度について明確な基準はありません。

 

検査官の判断に委ねられることが多いようです。

 

 

カーテンやシール・ステッカー類

 

プライバシーの観点から、ワンボックスカーなどにカーテンを取り付ける方も徐々に増えてきています。

 

車検に通らないカーテンに関する基準は以下の2つです。

 

  • 窓に触れるカーテン
  • 窓に取り付けられるタイプのカーテン

 

カーテンレールに取り付けられたカーテンの場合は、上記の2つに抵触しているわけではありません。

 

しかし実際には、検査員によって車検に通らない改造として判断されてしまう可能性もあります。

 

そのため、注意しなければならないでしょう。

 

後部座席に関しては、カーテン取り付けの規制はないようですね。

 

また、窓にステッカーやシールを貼る方もいます。

 

ボディであれば、基本的に問題ありません。

 

しかし、フロントガラスや運転席と助手席のガラスに貼ると、運転の妨げとなり違法と判断されます。

 

ちなみに、サンシェードもNGです。

 

 

視界を遮る場所へのパーツ取り付け

 

インテリアの改造では、次の2つの点が重視されています。

 

  • 運転手の視界を妨げるものは車検には通らない
  • 安全性を低下させるものは車検には通らない

 

こうした基準に基づいて判断するなら、視界を妨げるようなパーツの取り付けは車検に通らない原因となるでしょう。

 

 

 

改造車を車検に通すために注意すべき点とは?

3年毎に新車に乗り換え

せっかく改造した車を、車検のたびに元に戻すのは大変ですよね。

 

自動車を改造する時は、車検を念頭において行うようにしましょう。

 

取り付けて良いパーツは「指定部品」のみ!

 

言い換えるなら、指定部品以外を改造すると車検に通らないという事になります。

 

取り付けが許されている指定部品は次のようになっています。

 

  • 排気系・・・マフラーカッター、エキゾーストパイプ等
  • 車体回り・・・フェンダーカバー、コーナーセンサー、スポイラー、後方カメラ、フェンダー、バイザー等
  • 車内・・・カーナビ、オーディオ、空気清浄機、音響機等
  • 走行装置・・・タイヤ、ホイール等
  • 操作装置・・・変速に必要なレバーやシフト、ステアリング等
  • 緩衝装置・・・ショックアブソーバー、コイルスプリング、ストラット等
  • ・・・ミラー、コーナーリングランプ、フォグランプ、火気系等

 

 

上記の指定部品には書ききれない部品もあるため、改造する時は必ず詳細を確認するようにしてください。

 

 

社外パーツなら「車検対応」や「保安基準適合」表示のものを使用

 

車検の目的は、自動車を安全な走行ができる状態に保つことです。

 

そのため社外パーツに交換する場合は、車検対応や保安基準適合と明記されているパーツとの交換が必須となります。

 

基準に達していない部品に関しては、違法改造と認定されてしまい車検に通すことはできません。

 

ただし、車検対応や保安基準適合と明記されているパーツであっても、正しい方法で取り付けていない場合は、車検に通らない事もあります。

 

もし、指定部品を車検対応や保安基準適合品に交換した場合、パーツの説明書に添付されている証明書を保管しておくようにしましょう。

 

車検時に書類を添付しておけば、車検をスムーズに進められます。

 

 

改造内容によっては「構造変更申請(公認車検)」が必要

 

改造の方法によっては、通常の車検では通すことができない場合もあります。

 

その場合、陸運支局や自動車検査登録事務所で構造変更申請の手続きを行ってください。

 

書類審査と実車検査を受ける事で、改造車でも公道を走れるようになります。

 

審査にかかる日数は、書類審査だけでも10日ほど必要になるため、時間に余裕をもって審査を受けるようにしてください。

 

必要書類については、陸運支局で受け取ることができます。

 

構造変更申請によって取得した車検証には、型式欄に改という文字が記入されるようになります。

 

 

自動車が好きな方だけでなく、利便性から改造を行う人も少なくありません。

 

車を改造する時は、どこの部品であれば交換しても良いのか、法律によって許容されている範囲はどれくらいなのかを事前に調査しなければなりません。

 

自動車は運転者や同乗者の命に直結するものであり、きちんと整備されていないなら歩行者を危険にさらすことにもなります。

 

改造を行うことは悪いことではなく、法律で定められた基準を守っているなら問題ありません。

 

改造してから車検に通らないことが分かると、パーツを元に戻したり、取り外さなければならない事もあり余計な出費になってしまいます。

 

事前に良く調査をして、改造パーツも車検対応、保安基準適合を選ぶようにしましょう。

 

一番安心なのは、車検対応で作られている純正品のパーツを使用することです。