ディーラー車検が高くなる理由とは?

3年毎に新車に乗り換え

車検の業者にも色々ありますが、自動車メーカーの正規ディーラーで受ける車検を『ディーラー車検』と言います。

 

ディーラー車検は車検業者の中で、最も費用が高いと言われています。

 

では、なぜ高いのでしょうか?

 

理由を見ていきましょう。

 

部品交換時に割高な『純正部品』を使用する

 

ディーラー車検の費用が高い理由の一つに、交換部品に純正部品を使うことが挙げられます。

 

メーカーの純正部品は値段が高く、それが車検費用に反映されるわけです。

 

しかし、純正部品はその車に合った質の高い部品なので故障しにくいという、高いなりのメリットはあります。

 

 

早めに部品を交換する『予備整備』で高くなる傾向に

 

車検時には一緒に24ヵ月定期点検を行いますが、このときにディーラー車検では予備整備をします。

 

ディーラー車検の予備整備では、あまり消耗していない部品でも早めに交換する傾向があることをご存知でしょうか。

 

自動車メーカーにとっては車が故障してしまうとイメージダウンになるため、故障しないようにできるだけ早く部品を交換してしまうのです。

 

結果的には交換部品が多くなるため、どうしても車検費用が高くなります。

 

 

ディーラーで定められている『工賃』が高い

 

車検専門店では、1日車検や1時間車検などスピード車検を売り物にしています。

 

しかしディーラー車検では徹底的に整備するため、2,3日かかることも珍しくありません。

 

車検に時間がかかるということは、その分工賃も高くなります。

 

しかも作業時間における単価が、ディーラー車検では他の車検業者よりも高くなります。

 

ディーラー車検は工賃の単価が高く、時間をかけた整備をするため、その分車検費用が高くなるというわけです。

 

 

車検以外のサービス費用も一部上乗せされている

 

ディーラー車検では洗車してくれたり、待っている間に無料でコーヒーやジュースを出してくれたりするなど、サービス内容が充実しています。

 

様々なサービスを受けられる分、サービス費用がプラスされ車検代が高くなるのです。

 

 

 

ディーラー車検のメリット・デメリット

 

ディーラー車検には、どのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。

 

それぞれ見ていきましょう。

 

ディーラー車検のメリット

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純正部品の使用を含め、整備の質が高い

 

ディーラー車検では交換部品に純正部品を使用するため、車が安全で長持ちします。

 

しかも時間をかけて丁寧に整備するので、故障の確率が低くなるわけです。

 

車の情報をどこよりも持っているため、すぐに対応が可能

 

自社の車の車検や整備を行うわけですから、ディーラー車検では他のどんな業者よりもその車のことをよく知っています。

 

しかも系列のディーラーとの横の繋がりもあるため、情報には事欠きません。

 

メンテナンスのノウハウなども丁寧に教えてくれるのが、ディーラー車検の特徴です。

 

車検整備保証や代車の用意もしてくれる

 

ディーラー車検は数日かかることが少なくないのですが、代車を用意してくれるディーラーが多いので不便さは感じません。

 

さらに、車検整備保証をしてくれるのもメリットの一つでしょう。

 

整備士もプロとはいえ人間ですからミスもありますが、そのミスが原因で故障した場合は無償で修理してくれるのが車検整備保証です。

 

代車サービスや車検整備保証のおかげで、車のオーナーは安心して車検を受けることができます。

 

車検後の故障や修理時など、融通が利きやすい

 

車検を受けたからと言って、絶対に故障しないわけではありません。

 

故障した際でも、ディーラー車検を行った場合はその店がすぐに対処してくれます。

 

ちょっとした不具合があっても、気軽に車を点検してもらえるのもディーラー車検を受けた際のメリットでしょう。

 

 

ディーラー車検のデメリット

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費用が高い

 

ディーラー車検にとって最大のネックとなるのが、車検費用です。

 

他の車検業者に比べて2〜3万円は高くなることが多く、場合によっては約5万円も割高になります。

 

ディーラー車検を敬遠する人の最も大きな理由は、車検費用と思って間違いないでしょう。

 

担当者がコロコロ変わる

 

大手自動車メーカーの正規ディーラーはいくつも店舗を構えているため、人事異動が頻繁に行われます。

 

せっかく親しくなった担当者とも、異動のためにお別れということもあるでしょう。

 

担当者が転勤した店に再び車検を依頼してもいいのですが、その店が遠くにあったら通うのも大変です。

 

もちろん、他社の車に乗り換えた場合は、担当者はおろかディーラーそのものが変わってしまいます。

 

車検を受ける側としては、慣れ親しんだ担当者には変わってほしくないという人もいますよね。

 

不要なメンテナンスも入れてくる

 

ディーラー車検ではできるだけ故障を起こさないように、交換しなくてもいいような部品まで交換します。

 

そのため、他の車検業者に比べて費用が高くなってしまうのです。

 

故障を未然に防ぐ為なのですが、「良品でも交換して値段を釣り上げているのではないか!?」と疑ってしまう事もあるでしょう。

 

 

 

ディーラー車検だと安心できる理由とは?

 

高いとわかっているのに、なぜ他の車検業者ではなくディーラー車検を受ける人が多いのでしょうか。

 

ディーラーならではの安心感・信頼感

 

ディーラー車検を選ぶ人の最も大きな理由は、なんと言っても安心感信頼感でしょう。

 

ディーラー車検は少々高くても、故障しにくいので非常に安心です。

 

車検に日数がかかっても、代車を用意してくれれば気になりません。

 

ディーラーにとってもユーザーは単なる車検の客ではなく、乗り換えの新車を買ってくれる可能性が高い上客なのです。

 

そのため、ディーラーも一度掴んだ客とは長く付き合いたいでしょう。

 

車の具合を頻繁に電話で確認してきますし、故障があればすぐに見てくれます。

 

故障しにくい上に、何か不具合があればすぐに対処してくれる、それがディーラー車検の最大のメリットです。

 

 

長く乗る車なら、ディーラー担当者と長く付き合いたい

 

乗り慣れた愛車は、できるだけ長く乗りたいという人がいます。

 

あるいは、「車は絶対にこの自動車メーカーでなければだめ!」という人も多いでしょう。

 

そういう人たちにとっては、ディーラー担当者とはできるだけ長く付き合いたいと思うものです。

 

ただし、ディーラーや担当者にも都合があるので、異動で他店に移ってしまう場合もあります。

 

その店がさほど遠くないのなら、担当者のいる店でまた車検を受けるのもいいでしょう。

 

せっかく良い担当者に巡り合えたのに遠くへ転勤あるいは退職して、次の担当者があまり熱心でなければ、もうその店で車検は受けたくなくなるものです。

 

もし、あまり良くない担当者に当たってしまったら、店長に言って担当者を代えてもらっても構いません。

 

熱心でサービスの良い担当者が付いてくれたら、長く付き合うためにも良好な人間関係を築きましょう。

 

 

長く安全に乗りたい方には決して高くないディーラー車検

 

ディーラー車検で最大のデメリットが、車検費用の高さです。

 

しかし、本当にディーラー車検は高いのでしょうか。

 

確かに金額だけ見ると高いのですが、長い目で見るとかえって安くつきます。

 

車検代が安いからといって安かろう悪かろうの車検では故障を起こしやすく、修理代もかかるため結果的に高く付きます。

 

ところがディーラー車検を受けると故障しにくいので、修理代がかかりにくくなります。

 

車を早いサイクルで乗り変える人ならば、安い車検業者を選ぶのもいいでしょう。

 

しかし、少しでも長く乗りたいのならば、ディーラー車検がお勧めです。

 

また、ディーラー車検は修理代があまりかからないというだけではありません。

 

故障しにくいのですから、安全に車を運転でき事故防止にもなるという大きなメリットがあります。

 

事故を起こすと大金が消えるうえに車の寿命も縮まります。

 

なによりユーザー自身が危険にさらされますね。

 

多少金額が高くても、やはり安全には代えられません。

 

長く安全に愛車に乗り続けたい人は、ディーラー車検が最適と言えるでしょう。